骨組みを組んでシートを張る「テント倉庫」には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット |
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デメリット |
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テント倉庫の魅力は、なんと言っても手軽さ。基本的には骨組みにシートを張るだけのシンプルな造りなので、工期が短く低コストです。その反面、耐用年数は短く、長く持っても10年ほど。そのたびにテントの張り替えが必要になり、新築の45%ほどの費用がかかるため、長期的に使用すると逆に割高となる場合がほとんどです。
イベント用パビリオンなど、短期間のみの運用と分かっている場合にはテント倉庫が適切でしょう。また、骨組みをレール上で移動させ、折りたためる構造のテント倉庫もあり、雨天時のみテントを張りたい場合などには便利です。
テント倉庫のレール移動
テント倉庫の伸縮
テント倉庫を「激安」で販売している業者にはご注意ください。役所への「建築確認申請」を省略することで「激安」を実現する、違法業者の可能性があります。
テント倉庫は法律上「建築物」であり、建築する際には役所に「建築確認申請」を行って認定を受けなくてはいけません。悪質な業者は「テントは移動できるから建築物ではない」という理屈で申請を省略し、申請対策をしないことで料金を抑えていますが、法律上は認められないのです。違法建築として撤去を命令されることも考えられますので、テント倉庫の業者には「建築確認申請」をしているかきちんと確認しましょう。